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歴史・文化・神話スピリチュアル
更新日:2022年12月1日
お舟出の地 美々津
日向市の南部に位置する美々津は、古くから海の交易拠点として歴史を刻み、周辺地域にある遺跡からは、畿内、瀬戸内様式の弥生土器が出土しています。これらのことが、美々津が相当古い時代から外地との交流があったということを裏付けています。
港町としての歴史は、同時に日向神話の舞台としての美々津を物語ります。地域に神武東征のお舟出伝説として伝わる話によると、初代天皇となる神武天皇は大和の国へ東征する際に、美々津を出港の地として定め、その地で造船し旅立ったといわれています。
伝説によると、お舟出が予定より一日早まったために、人々は天皇の衣のほころびを立ったまま縫い、用意していたお餅の材料を搗きまぜたものを捧げました。これらの故事は、現在も美々津の地名「立縫」や、郷土菓子「つきいれ餅(お舟出だんご)」として伝わっています。
古事記や日本書紀にも描かれる「神武東征」。日本の歴史は美々津の港から始まりました。
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