空き家の管理の重要ポイント

　空き家を管理する際の重要ポイントをまとめましたので、参考にご活用ください。

　いずれも日向市で空き家に関する通報を受けた際に実際に問題となったポイントです。

 

□ 家財や遺品は整理されているか

　家財や遺品を普段から整理しないまま放置すると、分別して廃棄しようとする際に、非常に多くの時間と労力を要することになります。家屋の譲渡(売却)に影響が出るだけでなく、解体時においても分別経費が膨れ上がる事例もあります。家族に譲るものや不要なものを整理しておけば、いざという時に慌てることもなく出費を抑えることができます。

　<関連業者>

　一般家庭から出た廃棄物の収集運搬を業者に頼む場合は、市の許可を持っている業者である必要があります(※分別は誰でも可能)。

　市内の許可業者は以下の3社です。

業者名	TEL	分別作業	収集運搬作業
クリーン日向	0982-53-3109	自社対応	可能
日向衛生公社	0982-54-5111	他社対応 (他社の紹介まで行っている)	可能
黒田工業(ひゅうがリサイクルセンター)	0982-55-0055	他社対応	可能(ただし燃やせるごみ該当物のみ不可)

□ 敷地に草木は生い茂っていないか。

　草木の放置は、景観を害するだけでなく、不快害虫の発生要因として衛生環境を悪化させます。また、道路まで大量に生い茂り、通行の妨げになることもあります。

　<関連業者>

　造園業者等

□ 害虫は発生していないか。

　軒下等にスズメバチの巣が作られてしまうと、最悪死者が発生してしまいます。シロアリを放置すれば、家屋の補修すべき箇所が増えてしまい出費を強いられるだけでなく家屋の状態を急速に悪化させてしまいます。また、草木の繁茂に関係して、蚊が大量発生すると、近隣の生活に悪影響が出てしまいます。

　<関連業者>

　専門業者

□ 屋根や壁、床等の破損はないか。

　破損個所を放置すると、そこを中心に家屋の痛みが急速に進む傾向があります。

　放置すれば、破損状況によっては屋根材が落ちて通行人を負傷させることや、家屋の倒壊につながるおそれもあります。

　<関連業者>

　建設(建築)業者や工務店等

 

※ 管理に関する作業を依頼する場合は、数社から見積もりを取るなど金額を確認することをおすすめします。