介護事業所向け
生産性向上支援
更新日:2025年9月13日
【介護現場の働きやすい職場環境づくりに向けた経営の協働化・大規模化事例集】のご案内
介護施設・事業所の皆様へ
日頃より地域の介護保険行政にご協力いただき、誠にありがとうございます。
厚生労働省より「介護現場の働きやすい職場環境づくりに向けた経営の協働化・大規模化事例集」が作成されましたので、管内介護施設・事業所の皆様にご案内いたします。
事例集の概要と活用のポイント
介護サービス事業所が地域の多様なニーズに応え、安定的にサービスを継続提供するためには、職場環境の改善や生産性向上が欠かせません。
本事例集は、複数の法人が連携して業務効率化や人材育成を進める「協働化」と、法人規模の拡大や合併を通じて経営基盤を強化する「大規模化」の取り組み事例をまとめています。
協働化・大規模化とは?
- 協働化:複数法人が組織的に連携し、事務作業の効率化や施設の共同利用、人材確保・育成、災害対応、地域貢献などを協力して行うこと。
- 大規模化:法人内でのサービス規模拡大や複数法人の合併・事業譲渡により事業所の規模を拡大すること。
これらの取り組みは、経営改善や職場環境の向上に資する重要な方策として国も推進しています。
事例集に掲載されている主な取り組み例
事例集の主な内容
協働化の実践例
- 合同研修や人材育成の連携(例:複数法人が研修を共同開催し、職員の定着やスキル向上を図る)
- 共同送迎サービスの導入(例:複数施設で送迎を共同化し、運行管理システムを活用して業務負担軽減)
- ICTツールの共同活用(例:チャットやファイル共有ツールを導入し、業務効率化を推進)
- 地域の多数事業者による連携組織の設立(例:地域内の介護事業所が連携し、情報交換や合同採用活動、地域イベントを開催)
- 社会福祉連携推進法人の設立(介護・障害福祉・子育て支援など異なる分野の法人が連携し、業務の効率化や人材確保を実現)
大規模化の実践例
- 介護保険外サービスへの事業展開(例:職員のスキルを活かし新規サービスを開設し、地域ニーズに対応)
- 障害福祉サービスへの早期展開(例:訪問介護開始後すぐに障害福祉サービスも展開し、経営安定化に寄与)
- 介護事業から保育事業への多角化(例:企業内保育所設置を契機に保育事業を開始し、法人全体の成長を促進)
- 合併による規模拡大(例:歴史ある法人を吸収合併し、食事提供の効率化や人材受け入れ体制を強化)
- ブランド戦略を活用した新サービス展開(例:地域ニーズに応じたカフェ運営など新たな事業に進出し、地域貢献と人材確保を両立)
取り組みの効果と期待されるメリット
- 職員の業務負担軽減と離職率の低下
- 人材育成・確保の強化と職場満足度の向上
- 地域ニーズに応じた多様なサービス提供による利用者満足度向上
- 災害対応力や地域貢献活動の強化
- 経営基盤の安定と将来の展望明確化
これからの推進に向けて
- 地域の実情に応じた協働化・大規模化の連携体制構築が重要です。
- ICTやテクノロジーの活用支援を積極的に活用し、効率的な業務運営を目指しましょう。
- 行政や事業者団体との連携を深め、補助金・支援制度の活用を推進してください。
- 合併や事業譲渡の際は職員への丁寧な説明・調整を行い、スムーズな体制移行を図りましょう。
ぜひご活用ください
本事例集は、介護施設・事業所の経営改善や職場環境向上に役立つ具体的な取り組みが多数掲載されています。
地域の介護サービスの持続的な提供と働きやすい職場づくりのため、ぜひご一読いただき、貴事業所の運営にお役立てください。
▼事例集はこちらからご覧いただけます
介護現場の働きやすい職場環境づくりに向けた経営の協働化・大規模化事例集(PDF)
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