介護事業所向け
人材確保・育成支援
更新日:2025年8月15日
令和7年度 認知症高齢者のケアプラン作成基礎研修を開催しました
令和7年8月8日(金曜日)、日向市役所4階委員会室にて「認知症高齢者のケアプラン作成基礎研修」を開催しました。
本研修は、認知症対応型共同生活介護に携わる介護支援専門員や計画作成担当者を対象に、ケアマネジメントの基本的な考え方と実践的なケアプラン作成技術の習得を目的として実施しました。
当日の内容
1. 講義「適切なケアマネジメント手法の振り返り」
- 認知症のある方のケアマネジメントにおける重要な留意点を学びました。
- 尊厳の保持:認知症の方も一人の人間として尊重される権利を持つこと。
- 意思決定支援:本人の意思を尊重し、能力に配慮しながらチームで継続的に支援すること。
- 家族の認識と意向把握:家族との信頼関係を築き、最適な支援を提供するために意向を理解すること。
- パーソン・センタード・ケア:認知症だけでなく、その人の生活歴や性格、健康状態など総合的に理解すること。
- 適切なケアマネジメント手法の視点と実践方法について、
- 介護支援専門員の知見を体系化した「適切なケアマネジメント手法」の概要を確認。
- 「基本ケア」と「疾患別ケア」の考え方を理解し、利用者の状態に応じて適切に活用する重要性を学びました。
2. 演習「事例を用いたケアマネジメント実践」
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実際の事例を用いて、以下のステップでケアマネジメントの演習を行いました。
- 演習1(個人ワーク)
基本ケアの支援内容について、支援の必要性があるか自己点検。 - 演習2(個人ワーク)
認知症に関する支援内容の把握や検討が適切に行われているか自己点検。 - 演習3(個人ワーク・グループワーク)
優先順位の高い課題を3つ選び、その理由を記載。グループで共有し、多様な視点を学びました。 - 演習4(個人ワーク・グループワーク)
選択課題について、チームスタッフにどのように必要性を伝え支援を依頼するかを検討し、共有しました。
- 演習1(個人ワーク)
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参加者は積極的に意見交換を行い、認知症ケアにおける課題の優先順位付けや多職種連携の重要性を実感しました。
参加者の声(一部抜粋)
- 「具体的な事例を通じてケアプラン作成のポイントが分かりやすかった」
- 「多職種連携の重要性を再認識でき、今後の業務に活かしたい」
- 「利用者の状態変化に柔軟に対応するためのモニタリングの大切さを学べた」
- 「グループディスカッションで他の事業所の方々と情報交換ができ、とても有意義だった」
- 「リスク管理について具体的な手法を知ることができ、安心して支援計画を立てられそう」
- 「介護現場での実践に直結する内容で、明日からの仕事に役立てたい」
今後も市では、認知症高齢者の生活の質向上を目指し、継続的な研修や支援体制の充実に努めてまいります。
担当課 | 健康長寿部 高齢者あんしん課 |
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電話 | 0982-66-1022(直通:高齢者支援係、地域包括ケア推進係) 0982-66-1023(直通:介護給付係・介護認定係) |
FAX | 0982-56-1423 |
メール | kourei@hyugacity.jp |