災害への備え
災害に強い介護施設・事業所づくり研修会を開催しました
令和7年7月25日(金曜日)、日向市役所にて「災害に強い介護施設・事業所づくり研修会」を開催しました。近年頻発する自然災害に備え、高齢者などの要配慮者が利用する介護施設や事業所の職員を対象に、防災知識の習得と避難対応の強化を目的とした研修です。日向市防災推進課と高齢者あんしん課が主催し、施設長や管理者を中心に、災害時の適切な対応力向上に取り組みました。
災害に強い介護施設・事業所づくり研修会 研修のポイント
【講義で学んだ内容】
-
自然災害と日向市の被害想定について
南海トラフ巨大地震をはじめとする大規模災害のリスクと、日向市における震度・津波高の被害想定を学びました。災害を「自分事」として捉え、防災意識を高めることの重要性を確認しました。 -
避難場所と避難所の違い、正しい避難行動
避難場所(緊急避難の一時的な避難地)と避難所(長期避難施設)の違いや徒歩避難の原則、家具の固定や非常用持出袋の準備など具体的な避難方法を理解しました。 -
日向市の防災対策と情報収集手段
避難指示の基準や避難所設置・運営の仕組み、防災資材の整備状況を共有。また、防災行政無線、SNS、防災情報配信サービスなど多様な情報収集手段の活用方法を学びました。 -
冷静な行動をとること
訓練と準備で「想定外」を「想定内」に変えていくことの大切さを学びました。
【グループワークで取り組んだ課題】
-
施設内の具体的な災害対応策の検討
災害発生時の初期対応の流れ、避難経路や避難場所の確認、非常用備蓄品の管理、情報伝達手段の見直しなど、実践的な対応策を議論しました。チェックリストを活用し、備えの不備や課題を洗い出しました。 -
役割分担の明確化
指揮命令系統の確立、避難誘導担当、備蓄管理者、情報伝達担当など、各役割の担当者を決めることの重要性を共有し、全職員への周知体制を確認しました。 -
地域や施設間との連携強化
同種施設間の応援要請、市・消防・警察など公共機関との連携、利用者の家族への安否確認方法や地域住民・ボランティア組織との協力体制づくりについて話し合いました。
【参加者の声】
-
防災意識が高まった
自然災害の現状や日向市の被害想定を具体的に知ることで、「自分ごと」として防災を捉えられるようになり、施設内での備えを見直すきっかけになった。 -
避難行動の重要性を再確認できた
避難場所と避難所の違いや、実際の避難経路の確認、非常用品の備蓄の必要性など、具体的な避難行動のポイントを理解できてよかった。 -
グループワークで具体的な課題が整理できた
施設内の役割分担や災害時の対応策、地域との連携について話し合うことで、自施設の課題や改善点が明確になり、今後の対応に生かせる手応えを感じた。 -
施設同士・地域との連携の重要性を実感した
単独ではなく、地域や他施設と連携して対応策を共有し合うことで、総合的な防災力向上につながると理解できた。
担当課 | 健康長寿部 高齢者あんしん課 |
---|---|
所在地 | 〒883-8555 宮崎県日向市本町10番5号 |
電話 | 0982-66-1022(直通:高齢者支援係、地域包括ケア推進係) 0982-66-1023(直通:介護給付係・介護認定係) |
FAX | 0982-56-1423 |
メール | kourei@hyugacity.jp |