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お知らせ

更新日:2025年5月2日

マダニ等による感染症に注意しましょう

ダニの活動が盛んな春から秋にかけては、ダニに咬まれる危険性が高まります。
農作業やレジャーなどで生息場所に立ち入る際には注意しましょう。
ダニが運ぶ感染症の中でも、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」は、宮崎県内での報告者数が全国で最も多く、死亡者も出ています。

ダニによる感染症とは?
ダニ媒介感染症を引き起こすダニ(マダニ類やツツガムシ類)は、野外の藪や草むらなどに生息しており、食品などに発生するコナダニや、寝具などに発生するヒョウヒダニなどの屋内に生息するダニとは種類が異なります。
ダニ(マダニ類やツツガムシ類)は感染症の原因となる病原体を保有していることがあり、病原体を保有しているダニに咬まれるとSFTS(重症熱性血小板減少症候群)・日本紅斑熱・つつが虫病やライム病などの感染症にかかる危険性があります。

感染症名 潜伏期間 症状

 重症熱性血小板減少症(SFTS)

6日~14日  発熱、食欲低下、吐気、嘔吐、下痢、腹痛など。
※高齢者での発症例、重症化例が多くみられる。 
 日本紅斑熱 2日~8日  発熱、発疹、頭痛、全身倦怠感など。
つつが虫病  5日~14日  発熱、発疹、赤黒く盛り上がったかさぶた(刺し口)など。 

 フタトゲチマダニフタトゲチマダニ(NIID国立感染症研究所)

マダニから身を守る服装は?
ダニに咬まれないようにすることが重要です。山や草むらでの野外活動の際は、腕・足・首など、肌の露出を少なくしましょう。
には、タオルを巻くか、ハイネックのシャツを着用しましょう。
シャツの袖口は、軍手や手袋の中に入れましょう。
シャツの裾は、ズボンの中に入れましょう。
ズボンの裾は、長靴の中に入れたり、靴下をかぶせましょう。
明るい色の服を着ましょう。(マダニを目視で確認しやすくするため)

マダニから身を守るための虫よけ剤は?
ディートやイカリジン成分を含む虫よけ剤が、市販されています。
※虫よけ剤の使用でマダニの付着数は減少しますが、マダニの付着を完全に防ぐわけではありません。虫よけ剤を過信せず、様々な防護手段と組み合わせて対策をとってください。

マダニから身を守る方法
上着や作業着は、家の中に持ち込まないようにしましょう。
屋外活動後は、シャワーや入浴で、ダニが付いていないかチェックしましょう。
ガムテープを使って服についたダニを取り除く方法も効果的です。

ダニに咬まれた時の対応は?
ダニ(マダニやツツガムシ類)はヒトや動物に咬みつくと、長時間(数日から長いもので10日間ほど)吸血し続けます。
みつけたら早めに取り除くことが重要ですが、無理に引き抜こうとするとダニをつぶし病原体が体内に入ってしまったり、ダニの一部が皮膚内に残って化膿する恐れがあります。自分でつぶしたり、取り除いたりせずに、医療機関で処置をしてもらってください。
また、咬まれたあとしばらくして(数日から2週間程度)、発熱等の症状が認められた場合は医療機関で診察を受けてください。

厚生労働省リーフレット:マダニにご注意ください (PDF/609.67キロバイト)

関連リンク
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A(厚生労働省)
日本紅斑熱(国立感染症研究所)
つつが虫病(国立感染症研究所)
ライム病とは(国立感染症研究所)

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