ホーム > 健康・医療・福祉 > 介護保険「その他介護保険啓発」 > 2025 介護ロボット・ICT機器見学会in特別養護老人ホーム 立縫の里を開催しました
ホーム > 健康・医療・福祉 > 介護保険「生産性向上支援」 > 2025 介護ロボット・ICT機器見学会in特別養護老人ホーム 立縫の里を開催しました
介護保険
その他介護保険啓発
更新日:2025年8月25日
2025 介護ロボット・ICT機器見学会in特別養護老人ホーム 立縫の里を開催しました
令和7年8月18日(月曜日)、22日(金曜日)に特別養護老人ホーム 立縫の里にて「2025 介護ロボット・ICT機器見学会」を開催しました。
本見学会は、介護現場の生産性向上を目的に、最新の介護ロボットやICT機器、AIの導入事例を直接見学し、現場の効率化や技術活用の理解を深めることを目的としています。
1.見学内容とポイント
(1)情報提供
立縫の里 黒木 教裕施設長より、介護ロボットやICTの導入経緯、現場での活用状況、業務効率化の成果についての説明がありました。
特に、スマートフォン一台で業務が完結するシステムやAIによる記録要約機能の導入、排せつ支援ロボットや移乗介護ロボットの活用、多職種間のビジネスチャット連携など、先進的な取り組みが紹介されました。
(2)施設見学
参加者は3グループに分かれて施設内を見学。
- 天井走行リフトを用いた移乗介助のデモンストレーション
- 服薬管理システムや嘱託医との連携システム(MCS)
- ナースコールと連携した見守りシステム(aams)
- スマートインカムやタブレットを活用したリアルタイム情報共有
など、実際の現場でのICT・介護ロボットの活用を体感しました。
2.立縫の里の先進的取り組みと成果
- 業務効率化 … スマホ1台での業務完結、AI記録要約機能の導入により記録作業の効率化を実現。
- 介護負担軽減 … 排せつ支援ロボットや移乗ロボットで身体的負担を軽減。
- 多職種連携促進 … ビジネスチャットによる情報共有で連携強化。
- 勤務表システム化 … 自動勤務表作成により残業時間を大幅削減。
- 安全・安心の見守り体制 … 見守りロボットとスマホ連携による迅速な対応を実現。
- 誤薬率の大幅削減 … 服薬管理システム導入により誤薬率が0.83%から0.12%に減少。
- 入院率の低水準維持 … 過去3年間の平均入院率は0.79%と低水準を維持。
3.参加者の声
- スマホ1台で業務が完結するシステムは驚きでした。複数のアプリを切り替える手間がなく、現場の負担軽減に直結すると感じました。
- 介護ロボットの実際の動きを見て、その効果を実感。腰痛予防や安全な移乗介助に役立つことがよくわかりました。
- AIが記録を要約してくれる機能は、ケアマネジャーの業務効率化に大変役立ちそうです。情報の見える化が進み、利用者の状態把握がスムーズになりました。
- 服薬管理の改善により誤薬が大幅に減っており、安心してケアにあたれる環境づくりの参考になりました。
- 勤務表の自動作成システムは、公平性を保ちつつ職員の負担を減らせる点が素晴らしいと思います。実際に導入している施設の話が聞けて具体的なイメージが湧きました。
- 多職種連携のためのチャットツール活用は、情報伝達の遅れやミスを防ぐ有効な手段だと感じました。現場の声を反映した運用ルールも参考になりました。
- 現場の介護・看護職員が自ら説明してくださったことで、実際の運用の工夫や課題解決のリアルな話が聞けて大変勉強になりました。
また、今回の見学会にご協力いただいた社会福祉法人 立縫会のホームページもぜひご覧ください。地域福祉の実践や介護支援の取り組みについて詳しく紹介されています。
今後も市では、介護施設・事業所の協力を得ながら、介護の質の向上と労働環境の改善に向けて、研修や情報共有の充実を図るとともに、働きやすい職場づくりを支援してまいります。
また、多様な人材の確保と定着を促進し、地域に根ざした安心できる介護サービスの提供に努めてまいります。
担当課 | 健康長寿部 高齢者あんしん課 |
---|---|
所在地 | 〒883-8555 宮崎県日向市本町10番5号 |
電話 | 0982-66-1022(直通:高齢者支援係、地域包括ケア推進係) 0982-66-1023(直通:介護給付係・介護認定係) |
FAX | 0982-56-1423 |
メール | kourei@hyugacity.jp |