令和7年度　ケアマネジャーや地域包括支援センターの災害時支援研修を開催しました

　令和7年5月16日、当市ではケアマネジャーや地域包括支援センターの職員を対象に「災害時支援研修」を開催しました。
　本研修は、日ごろから自然災害への備えや防災減災を視野に入れた地域包括ケアシステムの構築を目指し、有事の際に重要となる支援・復旧チームの能力を最大限に発揮するための「災害対策机上訓練」を中心に実施しました。

　災害対策机上訓練では、地震など大規模な災害が発生した状況をシミュレーションし、地域包括支援センターと居宅介護支援事業所が互いに連携しながら、高齢者支援や地域復興を目指すプロセスを疑似体験しました。
　この体験を通じて、平常時からの地域包括ケアの大切さを改めて理解するとともに、災害時の迅速かつ的確な対応の必要性を実感しました。

　講師には清尾　雅幸氏(日本介護支援専門員協会　災害対策特別委員会　副委員長　災害支援ケアマネジャー)を迎え、具体的な事例や実践的な知識を提供していただきました。

　研修後の参加者からは、

• 「机上訓練でチームの役割分担や連携の重要性を実感できました。」
• 「災害発生時の支援の流れを疑似体験することで、平常時の備えの大切さがよく分かりました。」
• 「自事業所のBCP見直しに役立つ具体的な視点を得られました。」といった感想が寄せられています。

　当市では今後も、地域の安心・安全を守るため、こうした研修を継続的に実施してまいります。