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介護保険
認知症の行動・心理症状を予防するための実践的対応策と日常生活のヒント集
令和6年度に日本精神科病院協会が実施した「老人保健健康増進等事業」に関する報告書が発表されました。以下に、BPSD(行動・心理症状)予防のための専門的医療の関わりについての調査研究結果をお知らせいたします。
市においては、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所、その他の介護施設・事業所にとって、これらの資料が非常に貴重なリソースとなると考えております。ぜひ、これらの資料を参考にしてBPSDの予防とより良いケアに役立てていただければと思います。
BPSDの概要
認知症が進行すると、脳が萎縮し、記憶力や周囲を理解する能力が低下します。これを「中核症状」と呼びます。脳の変化に加え、性格や心理状態、生活環境、持病などが影響すると、精神的問題や行動の変化が現れます。この現象を「行動・心理症状」(BPSD)と言います。
BPSDには、イライラ(易怒性)、落ち着きがない(不穏)、幻覚や妄想、不安やうつ、何に対しても興味を示さない(無為・無関心)などの症状があります。これらの症状は、日常生活や健康に悪影響を及ぼし、介護をする家族や周囲の人々にも大きな負担をかけることがあります。
BPSDについて理解し、適切な支援を行うことが認知症の方々の生活の質を向上させる鍵となります。私たちの周囲にいる認知症の方々やその家族への理解を深め、より良い支援ができるよう努めていきましょう。
【BPSD予防の見地からの専門的な医療のかかわりについての調査研究報告書】
詳しくは以下からご覧いただけます。
☛ BPSD予防の見地からの専門的な医療のかかわりについての調査研究報告書
「BPSDの予防のための対応と生活上のヒント集」
さらに、BPSDの予防・対応に関する実用的な情報を簡潔にまとめた「BPSDの予防のための対応と生活上のヒント集」もご利用いただけます。
このヒント集では、認知症に伴うBPSDに焦点を当て、その予防と具体的な対策が詳しく述べられています。認知症が進行すると、記憶や見当識が低下し、不安定な情緒や幻聴などの症状が現れることがあります。このため、安心感を与える接し方、医療の重要性、生活リズムの整え、環境の整理が対策として提案されています。また、幻視や幻聴への共感的な対応、介護への抵抗を理解し説明すること、易怒性への傾聴と共感が求められています。これらの対策を通じて、認知症の本人やその介護者がより良い支援を受けられることが期待されています。 |
詳しい情報については、日本精神科病院協会のホームページをご覧ください。
担当課 | 健康長寿部 高齢者あんしん課 |
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