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更新日:2025年1月23日
〔家族と考える未来のための備え特集2〕家族で話し合う「もしも」のこと
「もしも」のとき、あなたはどんな最期を迎えたいですか?
私たちは、いつまでも健康でいられるわけではありません。病気やけがをして、自分では判断が難しくなる時が来るかもしれません。そんな時、あなたはどんな医療を受けたいですか?どこで、誰と過ごしたいですか?
今、家族で話し合っておくことが大切です。
なぜなら、
- 医療の選択肢が増えているから:
- 生命を延ばす治療だけでなく、苦痛を和らげる治療など、様々な選択肢があります。
- 高齢化社会が進む中、誰もが「もしも」を迎える可能性があるから:
- 自分自身の将来だけでなく、家族の将来についても考えておくことは、とても大切です。
- 事前に意思表示することで、本人の尊厳を守ることができるから:
- あなたの大切な想いを、家族や医療者に伝えることができます。
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とは
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とは、このような「もしも」のときに備え、自分らしい最期を迎えるために、家族や医療者と事前に話し合い、自分の願いを文書化する取り組みです。
家族で話し合う具体的な内容の例
- 医療に関すること:
- 人工呼吸器をつけたくない、延命治療は受けたくないなど、医療処置に対する希望
- 痛みを和らげる治療を受けたい
- 病院で最期を迎えたいか、自宅で過ごしたいか
- 生活に関すること:
- どこで暮らしたいか(自宅、施設など)
- 誰に看てもらいたいか(家族、ヘルパーなど)
- どんな食事をしたいか
- 精神的なこと:
- どんな最期を迎えたいか(安らかに、穏やかになど)
- 葬儀について(どのような形式で、どこで行うかなど)
その他
- ACPの進め方:
- 病院の緩和ケアチームや、地域包括支援センターなど、専門家のサポートを受けることもできます。
- 具体的な質問の例:
- 「もし、〇〇という病気になったら、どうしたいですか?」
- 「痛みを感じたとき、どうすれば楽になりますか?」
- 「最期は、どんな場所で過ごしたいですか?」
- 「葬儀については、何か希望はありますか?」
- 家族で話し合う「もしも」のこと:
- 話し合いは、一度きりで終わるものではありません。
- 家族の状況や本人の状態が変われば、話し合いをやり直すことも大切です。
- 話し合うことは、決して暗い話題ではありません。
- 家族の絆を深める良い機会にもなります。
まとめ
ACPは、自分らしい最期を迎えるために、とても大切な取り組みです。
家族で話し合うことで、お互いの気持ちを理解し、より良い未来を築くことができます。ぜひ、この機会に家族で話し合ってみてください。
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