「認知症の人にやさしいお店❤事業所」　

  高齢化の進展に伴って、団塊の世代が75歳以上に到達する2025年には、65歳以上の5人に1人が認知症という時代を迎えると言われ、認知症は多くの人にとってより身近な存在となりつつあります。
　今年1月1日、認知症の人が安心して暮らせるよう国や自治体の取り組みを定めた「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が施行されました。認知症の発症を遅らせ、認知症になっても希望を持って日常生活を過ごせる社会を目指し、認知症の人やその家族の視点を重視しながら「共生」と「予防」を車の両輪とした施策を推進しています。認知症になっても、できる限り住み慣れた地域で普通に暮らし続けていけるよう、生活のあらゆる場面で障壁を減らしていくバリアフリーの取組は、その大きな柱の一つです。
　現在この取組の一環として、認知症について正しく理解し、認知症の人や家族を温かく見守る支援者として「認知症サポーター養成講座」を受講されたお店、事業所を「認知症の人にやさしいお店❤事業所」として認定しています。

認知症の人にやさしいお店♡事業所 (PDF/354.27キロバイト)　

　認知症になる可能性は誰にでもあります。認知症の人は理解力が落ちているものの、感情面はとても繊細です。「認知症の本人は自覚がない」という考えは大きな間違いで、最初に症状に気づき、誰より一番不安になって苦しむのは本人なのです。あたたかく見守り適切な援助を受ければ、今まで通りの生活をおくることができます。認知症という病気を理解して優しいサポートを心がけましょう。