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医療・健康

お知らせ

更新日:2023年7月5日

マダニ等による感染症に注意しましょう

ダニの活動が盛んな春から秋にかけては、ダニに咬まれる危険性が高まります。
農作業やレジャーなどで生息場所に立ち入る際には注意しましょう。
ダニが運ぶ感染症の中でも、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」は、宮崎県内での報告者数が全国で最も多く、死亡者も出ています。

ダニによる感染症とは?
ダニ媒介感染症を引き起こすダニ(マダニ類やツツガムシ類)は、野外の藪や草むらなどに生息しており、食品などに発生するコナダニや、寝具などに発生するヒョウヒダニなどの屋内に生息するダニとは種類が異なります。
ダニ(マダニ類やツツガムシ類)は感染症の原因となる病原体を保有していることがあり、病原体を保有しているダニに咬まれるとSFTS(重症熱性血小板減少症候群)・日本紅斑熱・つつが虫病やライム病などの感染症にかかる危険性があります。

感染症名 潜伏期間 症状

 重症熱性血小板減少症(SFTS)

6日~14日  発熱、食欲低下、吐気、嘔吐、下痢、腹痛など。
※高齢者での発症例、重症化例が多くみられる。 
 日本紅斑熱 2日~8日  発熱、発疹、頭痛、全身倦怠感など。
つつが虫病  5日~14日  発熱、発疹、赤黒く盛り上がったかさぶた(刺し口)など。 

 フタトゲチマダニフタトゲチマダニ(NIID国立感染症研究所)

予防方法は?
ダニに咬まれないようにすることが重要です。
春から秋にかけて活動が活発になるため、山林や草地などに入る場合は、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴下や靴、手袋、帽子等を着用し、肌の露出を少なくしましょう。また、ディートやイカリジン成分を含む虫よけスプレーは、一定の効果があるとされています。
野外活動後は、ダニに咬まれていないか確認し、服を着替え、入浴で体を洗い流すことも有効です。

ダニに咬まれた時の対応は?
ダニ(マダニやツツガムシ類)はヒトや動物に咬みつくと、長時間(数日から長いもので10日間ほど)吸血し続けます。
みつけたら早めに取り除くことが重要ですが、無理に引き抜こうとするとダニをつぶし病原体が体内に入ってしまったり、ダニの一部が皮膚内に残って化膿する恐れがあります。自分でつぶしたり、取り除いたりせずに、医療機関で処置をしてもらってください。
また、咬まれたあとしばらくして(数日から2週間程度)、発熱等の症状が認められた場合は医療機関で診察を受けてください。

厚生労働省リーフレット:マダニにご注意ください (PDF/609.67キロバイト)

関連リンク
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A(厚生労働省)
日本紅斑熱(国立感染症研究所)
つつが虫病(国立感染症研究所)
ライム病とは(国立感染症研究所)

担当課 健康長寿部 健康増進課
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