日向市文化財

市指定文化財

有形文化財(建造物) 六地蔵供養塔(老谷)

所在地 / 日向市東郷町山陰丙
指定年月日 / 昭和53年1月19日

 地蔵菩薩は、六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)を輪廻し衆生を救済するとされ、民衆に大変親しみ深い菩薩である。六地蔵の造仏は室町時代にはじまり、江戸時代には六面石幢・別石六地蔵・一石六地蔵などさまざまな形状に作られている。
 老谷の六地蔵供養塔は六面石幢型で、龕部に6体の地蔵菩薩、塔身には梵字「キャ・カ・ラ・バ・ア(空・風・火・水・地)」と願文が刻まれている。山陰城の将であった都甲安房守安親が配下の戦死者を慰霊して天文12年(1543)に建立している。

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