所在地 / 美々津町3244番地
指定年月日 / 昭和56(1981)年01月20日
河内屋は、日向市美々津重要伝統的建造物群保存地区内に位置しています。安政2年(1855)の建築で、2つの妻入り町屋が複合した広い間口と平入、厨子(つし)二階・大壁造を特徴とします。代々河野氏が居住して、廻船業を営んでいました。八幡丸や航進丸といった千石船を所有し、月に1〜3回の割合で瀬戸内や関西地方の卸売・小売業者と取引を行っていたようです。美々津でも有数の豪商として繁栄をきわめ、その様子は「日向一面ニ美々津河内屋商号ヲ知ラザルモノナキ程…」だったといいます。
その後昭和55年に土地と建物が市に寄贈され、昭和57年11月から約1年半をかけて修復が行われたのち、翌年6月から日向市歴史民俗資料館(TEL 0982-58-0443)として開館しました。美々津が重要伝統的建造物群保存地区に選定される契機となった建物でもあります。
所有者 / 日向市
整理番号 / 23