日向市文化財

県指定文化財(Prefecture Designated Cultural Assets)史跡

僧日要の墓The Grave of the Holy Priest Nichiyo

  • 僧日要の墓その1
  • 僧日要の墓その2

所在地 / 大字細島371番地
指定年月日 / 昭和14(1939)年01月27日

 日向国に日蓮宗が伝わったのは鎌倉時代末期といわれています。その中心となったのは日向国出身の僧・日睿(にちえい) でした。
 永享8年(1436)に細島で生まれた日要(にちよう)は、日睿の創建した妙国寺で出家したといいます。尼崎や京都で修業を積んだ後、延徳元年(1489)に安房国(現・千葉県)の日蓮宗本山妙本寺(みょうほんじ)の第11代座主となりました。
 帰国してから5年ほど細島の本要(ほんよう)寺にて近郷住民の教化に努め、永正11年(1514)妙本寺にて79才で亡くなりました。
 現在日要の墓が立っている場所は本要寺跡にあたります。墓碑は高さ約1.2mの自然石を利用して「南無妙法蓮華経」と題目が刻まれています。

所有者 / 宗教法人 妙国寺
整理番号 / 17

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