広報ひゅうが平成29(2017)年12月号
国の天然記念物に指定へ「日向岬の柱状節理」

日向岬には「馬ヶ背」などの観光名所があります。
市で最も有名な観光地といえば、「馬ヶ背」と答える人は多いと思います。高さ50メートルの断崖絶壁に加えて、柱状節理の不思議な形状は見る者を圧倒し、思わず声を上げてしまいそうになります。
歩道をさらに進むと、地球の丸さを実感できる果てしない水平線が広がり、まさしく絶景です。
今回、この馬ヶ背を中心とする地域が「日向岬の柱状節理」として、国の天然記念物に指定されることになりました。これまで日向岬周辺は日豊海岸国定公園として、素晴らしい自然が残されてきたところですが、さらに国の文化財としても認められることになりました。 今回の指定範囲には、「馬ヶ背」のほかにも見どころのある景観がありますので、紹介したいと思います。
まず、潮の干満によって島への道が出現する「黒田の家臣」。幕末の史跡として県の文化財にも指定されています。次に海の浸食でできた地形の「願いが叶うクルスの海」。ここを訪れた人は願いを込めて鐘を鳴らしていきます。
そして、周囲の柱状節理の岩礁を見ることのできる「サンポウ海岸」には、釣り人が多く訪れます。
これを機に日向岬の景観を満喫してみてはいかがでしょうか。
日向市文化財でも紹介しています。ご覧ください。