所在地 / 大字日知屋2489番地
指定年月日 / 昭和55(1980)年01月24日
明治10年(1877)に勃発した西南戦争に従軍し命を落とした320名の官軍兵士らが葬られています。墓碑には、氏名や官職、出身地や戦死地などが刻まれていますが、東北や中部、関東地方など、九州外の出身者が多いことがわかります。墓地は、細島に応急的に設置された野戦病院の隣接地が整地され造られました。墓石の大きさは被葬者の階級に応じており、最も大きなものは可愛岳(えのたけ)で戦死した鹿児島出身の陸軍少佐・迫田鐵五郎(さこたてつごろう)で、警部補、巡査、軍夫などの順で次第に小規模になっています。かつては旧陸軍省が所管していたことから、官修墳墓(かんしゅうふんぼ)とも呼ばれました。
≪刊行報告書≫
・『日向市指定史跡「西南の役 細島官軍墓地」―整備事業報告書―』1996、日向市教育委員会
所有者 / 国有地
整理番号 / 81