所在地 / 東郷町山陰辛992番地2
指定年月日 / 昭和53(1978)年01月19日
庚申信仰は、人の体内にいる三尸(さんし)の虫が庚申の夜に人の罪過を天帝に告げるため命を縮められる、という道教の教えに則ったもので、これにより、庚申の日の夜は眠らずに健康長寿を祈念する庚申待(まち)をする講が結ばれ、庚申塔が造られていきました。地区には、元禄(げんろく)6年(1693)から天保3年(1832)にかけての7基が建立されており、いずれも周辺の水田を向いています。塔には、「奉拜庚申墳五穀成就之所」や「奉拜立庚申二世安全之所」などの文字が刻まれており、「庚申」の文字の下に五穀豊穣や平穏無事であることへの願いを表しています。なお「二世(にせ)」とは現世と来世のことです。
所有者 / 鶴野内区
整理番号 / 51