所在地 / 東郷町山陰丁1173番地25
指定年月日 / 昭和53(1978)年01月19日
民家の裏山にある若宮神社のそばの小祠に、大日如来像と並んで馬頭観音像が安置されています。天保12年(1841)に舟型浮彫された三面八臂(さんめんはっぴ)(3つの顔と8本の腕)の坐像です。それぞれの手に、剣や斧、数珠などを持っています。馬頭観音は、中央1面が菩薩面、左右2面が忿怒面で、頂上に馬頭をいただくのが一般的です。台石には紀年のほか、「八坂門 田ノ和助共立之」との刻字があります。農耕・運搬など重要な働きをしていた牛馬の安全や死後の冥福を祈って建立されたものです。
所有者 / 個人
整理番号 / 42