所在地 / 大字幸脇字千鳥4−1、6−1、6−2、7−2、7−3
指定年月日 / 平成12(2000)年03月31日
耳川の河口左岸に位置する権現崎は、日豊海岸国定公園の南端にあたり、貴重な植物の群生地として知られています。スダジイの大木群やノジギクの群落などが極めて自然に近い状態で残されており、特に、昭和45年(1970)に日本で初めて発見されたオオバネムや、宮崎県で初めて確認されたシロバナヤマジソ、日本の固有種・タイトゴメ、ハマカンゾウなども生育しており、一帯が保護されてきました。昭和初期、美々津港灯台建設に際して視察に訪れた内務省技師は、「権現ア頂上ハ磐境(神籬(ひもろぎ))ニテ古ハ此ノ地奠ヲ崇敬セシモノト認メラルルニヨリコノ地奠二加工スルコト絶体二愼ムベキ…」と意見を残しており、この場所が神聖な場所としても大切にされてきたことが分かります。
≪刊行報告書≫
・『権現崎の植物』1987、日向市教育委員会
所有者 / 幸脇区ほか
整理番号 / 20