○日向市さくらねこ無料不妊手術チケット(行政枠)利用取扱要綱
令和2年6月1日
告示第168号
(目的)
第1条 この告示は、飼い主のいない猫による住民トラブルを無くし、もって市民の快適な生活環境を確保するために、地域猫活動等を行うものに対し、さくらねこ無料不妊手術チケット(行政枠)を交付することについて必要な事項を定めることを目的とする。
(1) 飼い猫 飼い主が明確であり、飼い主から餌をもらい管理されている猫
(2) 飼い主のいない猫 特定の飼い主がなく、特定の地域に住み着いている猫
(3) 地域猫 飼い主のいない猫のうち、その地域で適正に管理されている猫
(4) 地域猫活動 地域住民の理解を得た上で、ボランティア団体等が、地域に住みついた飼い主のいない猫に不妊手術を施してこれ以上増やさないようにし、その猫の命を全うするまで1代限りで、その地域において適切に管理していく活動
(5) 不妊手術 猫に対する不妊又は去勢手術
(6) 多頭飼育崩壊 飼い主の無秩序な飼い方によって猫が異常繁殖し、飼い主が飼育不可能となること。
(7) さくらねこ無料不妊手術チケット(行政枠)(以下「チケット」という。) 公益財団法人どうぶつ基金が行うさくらねこ無料不妊手術事業に基づき、本市が申請者に対して交付する不妊手術を無料で受けることができる券
(交付対象者)
第3条 チケットの交付を受けることができるものは、市内に生息する猫に不妊手術をしようとする、本市に住所を有する個人(20歳以上の者に限る。この条において同じ。)又は本市に住所を有する者が少なくとも1人構成員として属する団体であって、次の各号のいずれかに該当するものをいう。
(1) 地域猫活動を行うことができるもの
(2) 多頭飼育崩壊現場において、猫に不妊手術を施すことができるもの。ただし、多頭飼育を行っている本人又はその同居人が構成員として属する団体は除く。
(交付対象外)
第4条 次の各号に掲げる猫についてチケットを利用しようとするものは、交付の対象外とする。
(1) 里親に出す前提の飼い主のいない猫
(2) 飼い猫にする予定の飼い主のいない猫
(3) 以前飼い主のいなかった猫であり、現在は飼い主のいる猫
(4) チケットの交付を受けようとするものが、以前飼い主として管理していた飼い猫
(5) その他チケットの利用が適当と認められない飼い主のいない猫
(申請)
第5条 チケットの交付を受けようとするものは、不妊手術実施前に、さくらねこ無料不妊手術チケット交付申請書(様式第1号)を市長に提出するものとする。
(1) チケットの利用方法が著しく不適当と認められるとき。
(2) その他市長が必要と認めたとき。
(活動報告)
第8条 チケットの交付を受けたものは、不妊手術終了後、速やかにさくらねこ無料不妊手術チケット利用報告書(様式第4号)を提出し、又はチケットを利用しなかったときは、速やかにこれを返却しなければならない。
(免責)
第9条 市は、本市が交付したチケットの利用等、本事業に関連して生じた事故、係争等について一切の責任を負わないものとする。
(その他)
第10条 この告示に定めるもののほか、必要な事項は、市長が別に定める。
附則
この告示は、令和2年6月1日から施行する。
附則(令和3年1月15日告示第12号)
この告示は、公表の日から施行する。