所在地 / 大字細島字八坂町803番地1
指定年月日 / 平成8(1996)年04月01日
高鍋屋は代々三輪家によって営まれていた旅館です。高鍋藩との関わりが深く、10代藩主秋月種殷(たねとみ)の弟・種樹(たねたつ)による「高鍋館」の書幅が残っています。大正期以降も細島港を利用する商人などがこの旅館を利用し、昭和57年(1982)閉館するまで営業を続けました。日向市において唯一の木造三階建で、県内ではこのほか日南市に1棟あるのみです。建築年代は保管されていた棟札より大正10年(1921)とみられています。敷地面積は約300坪あり、玄関に間口1間半の唐破風による車寄せを配しています。
平成11年11月から日向市細島みなと資料館(TEL 0982-55-0329)として公開しています。
≪関連報告書≫
・『高鍋屋旅館調査報告書』1995、宮崎県立日向工業高校建築科
所有者 / 日向市
整理番号 / 29