日向市民栄誉賞・日向市民栄誉特別賞(令和3年11月20日)

 　日向市では、市民に夢と希望を与え、社会に進歩と活力をもたらし、広く市民に敬愛される方に対し、日向市民栄誉賞、日向市民栄誉特別賞を贈り、その栄誉をたたえています。
　今回、次のとおり受賞者を決定し、令和3年11月20日に開催した「日向市市制施行70周年記念式典」において表彰しました。

　

日向市民栄誉賞　

中島　弘明(なかじま　ひろあき)さん【医療機器メーカー創業者】

 　血管カテーテルの専門メーカー「メディキットグループ」の創業者として、世界初となる製品の開発や既存製品の改良等に取り組み、患者や医師の負担軽減に尽力しました。
　「東郷メディキット株式会社」で製造する人工透析用留置針は国内シェアの約50%、輸血や点滴などに使われる静脈留置針も国内シェアの30%強を占め、業界のリーデイング企業としての地位を確立するとともに、700名を超える従業員を地元から雇用するなど、地域づくりにも大きな役割を果たしています。
　また、平成24年(2012年)には、ルノワールや横山大観など著名な芸術家の作品を多数展示する、県北地域初の美術館「中島美術館」を本市東郷町に開設し、本市はもとより本県の芸術文化振興、青少年の情操教育、若手芸術家の育成等にも貢献しています。
　さらに、平成30年(2018年)、「一般財団法人中島育英奨学会」を設立し、本市の県立高等学校に通学する生徒等を対象とする給付型奨学金事業や、医療人材への助成事業を行っています。
　その他、市や地域団体、母校等に対する各種支援を行うなど、産業、学術、芸術、文化、教育など幅広い分野において多大な貢献をしています。

〇主な受賞歴(日向市関係)　平成26年(2014年)　日向市文化賞

　

  

日向市民栄誉特別賞

青木　宣親(あおき　のりちか)さん【プロ野球選手】

 　東京ヤクルトスワローズの外野手として、平成17年(2005年)から3年連続で首位打者等の主要タイトルを獲得。平成18年(2006年)にはWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に日本代表選手として出場するなど目覚ましい活躍で日本を沸かせました。
　平成24年(2012年)からは活躍の舞台を大リーグに移し、平成29年(2017年)6月、日本人選手としては史上7人目の日米通算2000安打を達成しました。
　大リーグ7球団で活躍後、平成30年(2018年)に古巣の東京ヤクルトスワローズに復帰し、昨シーズンまで3年連続チームトップの打率を記録したほか、令和3年(2021年)5月には、日本人選手史上4人目の日米通算2500安打を達成。その後もチームの主力として活躍し、5年ぶりのリーグ優勝に貢献しました。
　その他、日米通算2000安打を達成した年には、日向市スポーツ少年団の団員全員に記念タオルを寄贈したほか、帰省した際には小学生を対象に野球教室を開催するなどの活動を続けており、野球少年少女や野球ファンだけではなく、多くの市民に夢と希望と感動を与えています。　

 〇主な受賞歴(日向市関係)　  平成20年(2008年)　日向市民栄誉賞

　　　　　　　　　　　　　　平成21年(2009年)　日向市スポーツ特別表彰

　　　　　　　　　　　　　　平成30年(2018年)　日向市民栄誉特別賞