日向市文化財

市指定文化財

有形文化財(建造物) 瀬戸眼鏡橋(瀬戸川)

所在地 / 日向市東郷町下三ヶ
指定年月日 / 昭和58年6月13日

 明治42年(1909)8月におきた暴風雨で大洪水が起こり、坪谷川流域の木橋は次々と流され甚大な被害を受けている。当時代議士として活躍していた坪谷出身の矢野力治氏がこの復旧に尽力し、明治44年(1911)には流失した木橋をほとんど石橋に架けかえることに成功している。
 建築には鶴野内出身の衛藤精一氏があたり、いずれも単眼のアーチ石橋が基本となっている。長崎において修行をつんだ衛藤氏は、壁石を面や角をきれいに整え石を目地が水平になるように積み上げていく水平積み(平行積みともいう)の工法を採用しており、中国やポルトガルなどの影響を受けたという長崎の石橋の特徴をよく伝えている。
長さ 21.5m 幅 4.5m

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