所在地 / 日向市美々津町・大字幸脇
指定年月日 / 平成9年3月26日
美々津橋の建設は昭和6年（1931）から始まる。この頃は、1929年にアメリカで始まった世界恐慌の影響を受けて美々津も不況のどん底にあり、失業救済事業として、地元民が単純労働者として雇われた。
この橋は建築家・増田淳の代表作で、九州唯一のスパンドレルブレースト・アーチ橋である。現存するスパンドレルブレーストでは7番目に古い。
九州地方では石材に恵まれ石橋が多い中、美々津橋はスチール橋であり、大変めずらしいものである。九州では12番目に古いスチール道路橋で、県内では2番目に古い。